「君の名は。」

「君の名は。」2016年

脚本・監督 / 新海誠


基本的にあまりアニメは観ない方だが、社会現象にまでなっている本作をようやく鑑賞。

ある日、突然少年と少女の体が入れ替わっているという、私たちの世代では「転校生」でおなじみの使い古された設定からはじまるストーリー。

そして単なる恋愛ストーリーかと思わせての中盤以降の驚きの展開。

ストーリーにリンクさせるため練りに練った音楽とのマッチングの素晴らしさ。そしてアニメとしての表現の巧みさ、美しさ。

これらが繊細でいて壮大な物語と相まって見事な世界観を作り上げることに成功。若い世代を中心に大ヒットしているのもうなづける。


度々出てくる画面のセンターで扉が開いたり閉まったりする絵。出会うはずのない2人、共有するはずのない時間、知るはずのない場所を象徴的に描いているのかな。

他にも心象を表現する描写が数多くあり、2回3回と観直すたびに新しい発見がありそうだ。


ただ登場人物に感情移入できたかと言えばそうでもない。単に私がおっさんすぎるからか...

要素の多いこのストーリーをテンポ良く2時間にまとめているため、三葉と滝が心惹かれていく描写があまりにも駆け足だった印象。お互いの葛藤の共有や、心が揺れるふとした瞬間などが感じられれば、より良かったかな。


最後に、主人公の声を演じた神木隆之介くんと、「舞妓はレディ」で主役に大抜擢された上白石萌音ちゃん、2人ともとても良かったな。

満足度★★★★☆(4.0)

Kawamoto Sunrise

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